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10周年に節目の10年連続という“W記念”が重なった公演に会場のファン5万5000人も開演前から熱気ムンムン。アリーナには最新アルバム「φ(ファイ)」のデザインをあしらったステージが用意された。
センターの円形舞台から突き出た両端部分が、360度回転するというジャニーズ初の回転式ムービングステージ(端から端まで長さ約100メートル、円形部分の直径約50メートル)がお目見え。公演終盤で稼働すると、ファンを興奮の渦に巻き込み、大歓声が飛び交った。
φとは数学上では空集合という、どこにも属さないキャラクター(数字)の集合体を意味する文字で、“0”からの新たなスタートの意味も込められている。
11周年へ向け進化し続けるデュオは、同アルバムの収録曲を中心にデビュー曲「硝子の少年」など25曲を熱唱。最後に、新曲「永遠に」などをアカペラで披露するファンサービスもあり、歌に、踊りに、トークにと、熱いステージを展開した。
1日、29歳の誕生日を迎える堂本光一が「自分にとって、とても幸せな28歳でした。来年からも、いろんなKinKiを見せられるようやっていきたい」と誓えば、堂本剛(28)は「みなさんの愛で楽しい時間になりました。たくさんの愛をありがとう」と感謝の言葉を口にした。
元日も同所で行い、公演回数を30に。新たな年を迎え、ますますKinKiが勢いづく。
★恒例カウントダウン公演
同公演終了後の午後11時からは、TOKIOやKinKiらジャニーズ事務所のアイドルが大挙出演した恒例のカウントダウン公演が開催。同公演も、東京ドームでは10年連続10回目の開催で、今回は総勢約150人が出演した。
10年間のヒット曲メドレーを一挙歌ったほか、新曲「はつうた」も披露。TOKIOの山口達也(35)ら7人の年男のスペシャルコーナーもあった。公演の模様は、フジテレビ系で午後11時45分から1時間にわたり生中継された。
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