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少年隊の東山紀之(41)が、来年3月に開幕する蜷川幸雄氏(72)演出の音楽劇「さらば、わが愛 覇王別姫」(脚本・岸田理生、音楽・宮川彬良)で、初めて女形を演じることが16日、分かった。
原作は1993年カンヌ国際映画祭パルムドールの大作。主演の東山は京劇の女形スター、チョン・テイエイを演じる。テイエイは、北京の俳優養成所時代から苦労を共にする男役、トァン・シャオロウ(遠藤憲一)に同性ながら思いを寄せる。
互いにトップスターとなっても禁断の愛を貫くテイエイに対し、シャオロウは木村佳乃(31)演じる娼婦(しょうふ)のチューシェンと結婚。日中戦争から文化大革命と近代中国の激動を背景に、三角関係を呈したそれぞれの愛と悲しみを描く。
蜷川氏は90年に少年隊のミュージカル「PLAYZONE」の劇中劇「ハムレット」を演出。以来「ずっと一緒にやりたいと思っていた」(蜷川氏)と2人で構想を温め、初タッグにこぎつけた。「東山君の真摯(しんし)さを僕は美しいと思っている。絶対に僕らは成功します」と蜷川氏。東山も「この美しい物語と蜷川さんとの出会いが、僕の奥底に眠る可能性を目覚めさせてくれると信じております」と新境地に意欲を見せている。
上演は08年3月9~31日に東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーン、同4月5~13日に大阪・シアタードラマシティで。
(2007年10月17日06時04分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071017-OHT1T00083.htm
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