芸能記者が座談会形式で本音を語る「檄！！」、今回のテーマは４月スタートの連続ドラマ。 ＳＭＡＰ中居正広（３６）のフジ系「婚カツ！」に、木村拓哉（３６）のＴＢＳ系「ＭＲ．ＢＲＡＩＮ」、嵐・櫻井翔（２７）の日テレ系「ザ・クイズショウ」 とジャニーズ主演作が目白押しだ。１月クールは平均視聴率１５％超えがゼロ。ジャニーズパワーは「ドラマ離れ」をはね返すことができるか？
【日テレ】
Ａ １月期は菅野美穂主演の「キイナ」が１４・５％で連ドラ平均視聴率トップを獲得したけど、４月期はどうかな？
Ｂ 「ザ・クイズショウ」は「ラーメンズ」の片桐仁主演で、昨夏に放送された深夜版のリニューアル。櫻井翔主演で土９“昇格”だし、女子高生は絶対見るでしょう。
Ｃ ドラマじゃなくて、櫻井を見るんだろ。「とりあえずジャニーズ頼り」の時代はもう終わってる。亀梨和也の「神の雫」（６％）が良い例。
Ｅ 連ドラ単独主演は６年ぶり２作目ですが、清潔なイメージに、正義の味方「ヤッターマン」の直後です。俳優としての質が問われますね。
Ｂ 日テレは火１０枠を削り、視聴者ターゲットも絞ってる。ドラマ好きのＦ２（３５～４９歳女性）に向けた水１０枠「アイシテル～海容～」も家族愛がテーマですから。
【フジ】
Ｄ 瑛太主演の「ヴォイス」は１４・５％と月９にしてはもう一“声”だった。
Ｂ 今回の「婚カツ！」は中居正広と上戸彩。テーマはブームにもなっている「婚活」。２０％は堅いんじゃない？
Ｃ いくら中居とはいえ、今のご時世２０％は厳しいだろ。月９は３作連続１５％割れしてんだから、枠の力も風前の灯（ともしび）だ。
Ａ ただ、同枠の主演は１１年ぶりだし、個人的にＳＭＡＰの中で演技力は一番だと思う。中居クン自身の婚活とともに、見逃せないよね。
Ｅ 火９「アタシんちの男子」は堀北真希主演です！ しかも準主役６人全員が男前で、個性的な役どころです！
Ａ 堀北の写真集「Ｓ」を大事に飾ってる君に肩入れするわけじゃないけど、１月期は「メイちゃんの執事」が１４％と健闘したよね。
Ｂ ０７年の「花ざかりの君たちへ―」（１７％）のような堀北×イケメンのセットだから、若者層が集中するかも。
Ｄ 天海祐希の「ＢＯＳＳ」はキャスティングがハマってる。女上司を「ＢＯＳＳ」って呼んだり、流行語にもなるんじゃないかな？
Ｃ 関西テレビ制作の「白い春」は少し暗いテーマで視聴率は厳しい。
Ｂ この枠は好作が多い。「トライアングル」や「チーム・バチスタの栄光」とか。今回も数字より内容に期待しようよ。
【ＴＢＳ】
Ｄ 土８には「ＭＲ．ＢＲＡＩＮ」で、ミスター高視聴率の木村拓哉が主演だ。
Ｂ 「ＲＯＯＫＩＥＳ」（１５％）がヒットした枠で、今はやりの１話完結です。
Ａ 「ガリレオ」「キイナ」の流れもあって２５％くらい出るんじゃない？
Ｅ 「プライド」（２４・９％）ＶＳ「砂の器」（１９・６％）の０４年１月期以来、中居との数字対決にも注目ですね！
Ｃ 放送は５月末から。昨年５月の「ＣＨＡＮＧＥ」（２１・７％）同様、開始をズラして後でごっそり注目を浴びる“後出しジャンケン”か。
Ａ ただ、フジ系「ＨＥＲＯ」（３４・３％）以来、数字は徐々に下がってるし、ドラマ離れはキムタクも例外じゃない。
Ｄ 「スマイル」は松本潤と新垣結衣が共演。旬な２人の起用で編成側は“笑顔”でしょう。
Ｂ そうかな？ 松ジュンが演じるのはフィリピン人と日本人の息子。「花男」の“Ｆ４”からだいぶ離れ、役どころだけで不安…。
【テレ朝】
Ｂ 「相棒 ｓｅａｓｏｎ７」は最高２１・７％（２クール平均１８・１％）を記録。バトンタッチした「臨場」も原作が横山秀夫で気になる存在です。
Ａ この水９枠は視聴者層が固定されているし、同様のミステリーで、大崩れする要素がなさそうだね。
Ｅ 初回の試写会で、主演の内野聖陽はかなり満足げ。ドッシリ構えて見るドラマなんで“くさく”ならなければ問題ない。
Ｃ キャスト地味すぎるだろ。
Ｂ 木９も松本清張の「夜光の階段」と“原作もの”です。
Ｄ キャスティングに頼らず、名作のドラマ化で確実に２ケタの視聴率を狙うあたり、“絶対に負けられない戦い”をひしひしと感じる。
Ａ 大勝しないけど、ドローで「勝ち点１」とか？
Ｃ オリジナルがないのは逆にさびしい。それに、問題は名作をどれだけドラマに反映できるかだろ。２月に開局５０周年で数億円のスペシャルも作ったし、怪しい台所事情で駄作を送り出したら、視聴者だけじゃなく原作も傷つける。
（2009年4月14日10時24分 スポーツ報知）
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090414-OHT1T00094.htm?from=related
留言列表
☆Enngiの日常生活★ (3)
{{ article.title }}
